アナタと、キスと、銃声と。

いつ居なくなっちゃうか分からないからこそ。


できる時にしたい。


いつかじゃなくて。


今したい。






「お嬢」


「は、はい…」


「行きたいところはお嬢に任せていいですか?」


「…うん」


「楽しみですね」


「うん!!」






ほんとは少し翔平ちゃんが怒ってるんじゃないかなんて心配したけど。


いつもみたいに微笑んで、楽しみですねって言ってくれた。


それだけでわたしの心は浮かれる。


ほんとに、楽しみ。


日程が決まってからわたしは、翔平ちゃんとどこ行こうかなーって携帯で検索したり、ひーちゃんに聞いたりしてプランを立てていった。





そしてそして…。


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