アナタと、キスと、銃声と。
「も!だめだからっ」
「けち」
膝枕したまま上を向く。
翔平ちゃんを見下ろすとか…初めてかも…。
愛しそうに見つめてくる顔が、愛おしい。
手を伸ばして、わたしの頬に手を添える。
微笑む姿にきゅんっと胸が音を立てた。
頬の手が…首の後ろへと動かされて引きよれられる。
翔平ちゃんの顔が近づいて、そして……。
「あのー…着きましたよ」
「!!」
長谷川の声が聞こえてはっとする。
み、見られた…。
「お、起きて!!」
「やだ」
「やだじゃない!!」
「お昼寝付き合ってって言っただろ」