真 実

連絡を待つこと
     ・・・・一週間

祈るように毎日を過ごしていた。


警察より
「俺と隼人と二人だけに会いたい。」
と、連絡が来た
その時に
「誰にも、この事は告げずに
二人だけで。」
と、念を押された。

俺と隼人は、会社の社用として
翌日、二人で出掛けた。

警察署に近付くときも
警戒した。

車の運転手を知人の会社の
前から返して
タクシーに乗り換えて
警察署に向かった。

「それで、いかがでしたか?
妻、椿でしたか?」
と、焦り聞く俺に警官は
「はい。
才賀医師に奥さまの
写真を見せて確認いたしましたので
間違いありません。」
と、言われた。

その言葉に
ふらっと・・・
「春樹様!!」
と、隼人に支えられ
警察官からも椅子に座るように
言われて
椅子に腰かけた。

それから、少し詳しい話を聞いた。
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