番外編 溺愛旦那様と甘くて危険な新婚生活を



 「花屋でやれたら1番いいんだけど、私のお店ではないし……………あっ!!」
 「どうしたんですか?」


 花霞は急にある事を思い出して、思わず声を上げてしまった。それに驚いた蛍は、花霞を見つめてる。


 「良いことを思い付いたの」
 「………良いこと?」
 「うん!私、今ブーケ教室を始めてるんだけど、そこに来て貰うのはどうかな?今まではブーケだけ教えてたけど、保存方法とかその花の話しとかもしながら教えていければ、きっと蛍くんも楽しめると思うの」
 「ブーケ教室………」


 花霞がそう提案すると、蛍は関心があるようで話を聞いてきた。日にちや時間を伝えると、蛍が通える時間だったようで、「ぜひ参加してみまたいです」という言葉が返ってきた。


 「花霞さん、そんな事までしていたんですね。最近ブログチェックしてなかったので、知らなかった…………」
 「まだ数回しかやったことがないけど、楽しいよ。きっと、蛍くんも楽しめると思う」
 「…………本当は2人がよかったですか?」
 「え?今なんて…………」


 蛍の小さい声が聞き取れず、花霞は彼に問うけれど、首を横に振るだけだった。
 

 「楽しみにしてますね」


 蛍は自分でブーケを作れることが嬉しいのか、満面の笑みを浮かべてくれたのだった。



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