若奥さまと、秘密のダーリン +ep2(7/26)
綺麗な服を着て綺麗に化粧をして、『キレイだよ』って好きな人に言ってもらう。
それがこんなにもうれしいことだと、二十歳になってようやく実感できた。
一応自分も女の子だったんだなぁと、にやける頬をパシッと叩く。
こうしてはいられない。
時計を振り返ると、音もなく静かに動いている針が示す時間は、午後四時。
待ち合わせ時間まであと三時間あるが、シャワーを浴びてドレスを選んで念入りに化粧をして、と考えるとそんなに余裕はないかもしれない。
とりあえずシャワーを浴びようと、向葵はまっすぐバスルームに向かった。
『食事をして、そのままホテルに泊まろう』
ディナーだけじゃない。お泊りつきのデートだ。
――着替えは下着だけ持てばいいのかな。
うれしさと想像で火照る頬をシャワーで流しながら、急な仕事が入ってキャンセルになったりしませんようにと天に祈った。
それがこんなにもうれしいことだと、二十歳になってようやく実感できた。
一応自分も女の子だったんだなぁと、にやける頬をパシッと叩く。
こうしてはいられない。
時計を振り返ると、音もなく静かに動いている針が示す時間は、午後四時。
待ち合わせ時間まであと三時間あるが、シャワーを浴びてドレスを選んで念入りに化粧をして、と考えるとそんなに余裕はないかもしれない。
とりあえずシャワーを浴びようと、向葵はまっすぐバスルームに向かった。
『食事をして、そのままホテルに泊まろう』
ディナーだけじゃない。お泊りつきのデートだ。
――着替えは下着だけ持てばいいのかな。
うれしさと想像で火照る頬をシャワーで流しながら、急な仕事が入ってキャンセルになったりしませんようにと天に祈った。