若奥さまと、秘密のダーリン +ep2(7/26)
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せっせと洗濯物を畳みながら、向葵は壁の時計を見た。
午前十時。
頭の中で今日の予定をシュミレーションする。
午前中に家事を終わらせて、簡単にお昼を済ませたらその後買い物に行く。足りない物は朝ごはん用のパンと卵。あとフルーツも。
二時には家に戻って、三時からのフランス語のレッスンに行き家に戻るのが夕方五時半から六時。
その後の夕翔との待ち合わせは七時半にホテルのロビーだから、それほど余裕はない。
フムフムと考えたところで、ふと思った。
――まるで主婦みたい。実際、主婦だけど。
そう思った途端、体の奥から熱が込み上げて、ポゥと頬が赤くなった。自分で勝手に照れながら、「やだー」とひとりごちる。
気がつけば、このところ彼は毎日ここに来る。