愛さずにはいられない
二人で片づけをして、汗をかいていた体を湯船につける。
奈央が入浴していると仁も一緒に入ると入ってきた。

いつの間にか体を重ねることもキスもするようになった仁と奈央。
それでも一緒に入浴することははじめてで奈央は少し照れた。

この半年での自分たちの関係の変化を改めて感じながら二人は寄り添い浴槽に入る。
「気持ちいいな。」
「ねー。」
「いつもは忙しくてシャワーで済ませることも多いからさ。」
「私も。最近は特に忙しくて。」
「また、特集ページ担当するんだって?」
「うん。」
「すごいじゃん。どんどん編集者として成長してるな。」
「そうかな。アシスタントの業務もまだまだ多いけどね。それはそれで楽しいんだけど。」
「いろんな経験を積むのは楽しいな。今となっては俺にはもうできないからうらやましいよ。」
仁はもう後輩や社員を教育したり、指導する立場でしかない。
「だからこそ、こうして大悟さんたちに時々話を聞いてもらうと嬉しいんだ。」
今日は一日中仁は大悟と話をしていた。
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