クローバー
次の日、約束通り部室へ。

「松岡先輩!?」
「…少し見に来たんだ。」

後輩に教える桔華。教え方は礼衣に似てきた。すると、

「こんにちは。」

ぴょこっと礼衣が現れる。

「先輩?」

桔華はびっくり。
にっこり、

「キミに話があるんだ。来てくれるかな?」


二人で歩いてる礼衣と桔華。

「お姉さんから何か聞いてる?」

桔華は何?ってカオ。

「何も聞いていないみたいだね。」
「え?」
「君を呼び出したのは僕だよ。お姉さんを使っただけ。カフェでゆっくりとでも話そう。」


カフェ。そこには聖華がいる。

「姉ちゃん?」
「おいで。」
「う、うん…。」


コーヒーがでてきた頃、礼衣は、

「お姉さんと僕の関係わかる?」
「…?」
「君はお姉さんに僕を誘惑しろと言ってたみたいだね。」
「は、はい…。」
「すでに誘惑されているよ。」
「へ?」
「お姉さんが1年の頃、僕が楽器運搬担当だったのは知っているよね。その時に何度もお姉さんに告白されているんだ。」
「はい?」

聖華は、

「だって礼衣があまりにも優しいから好きになっちゃったんだもん。」
「な…。」
「青山に促されて、というか揺れ動く気持ちを悟られて、青山が聖華に告白して、カラダを奪っていい?との駆け引きを真に受け、助けて抱いたら。好きなら素直にすればいいと言われた。そして、青山にキスされたと思った僕は聖華にキスしたら、されてないと言われた。だって囮になれって。」
「優しかったよ。確かに胸は触られて、戦利品とおどけてたけど何回も謝られた。そこまでしなくていいのに。」
「…胸を触ったのは許さない。でも青山は恋愛より友達で彼女に振られたから。」
「…先輩には幸せになって欲しいな。応援してくれて、きっと先輩がいなかったら今はなかった。」
「そうだね。あ、ごめん、話が逸れた。どうしても弟くんに話したかったこと。プロポーズしたんだ。大学卒業したら結婚しようと。」
「昨日ね、礼衣の家に挨拶に言ったの。」
「それなら先に言ってよ。」
「僕から話したかったから。みんなに内緒にしていたのは、話したら聖華がちやほやされるから。僕は3年だったからすぐに卒業する。1年だった聖華にはキツイだろ。それに、弟くんにも言
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