【完】今日もキミにドキドキが止まらない
「日菜……!ちょっとこっち来て……!」
帰りの支度をしていると、いっちゃんが自分の席から私に手招きする。
「どうしたの?この後、零士くんの練習見にいくんでしょ?」
「そうだけど、その前に事情聴取」
「え!?」
「逢坂くんとはあれからどうなったの?」
あ……。
今日こそはお昼休みに相談しようとしていたのに、頭がいっぱいで何から切り出していいかわからなかった……。
つまり私は、その件について任意同行を求められたってことだ。
「えっと、実は……」
あの日、逢坂くんに言われたこと、そして先日の朝、工藤くんが不機嫌だったことも、全てをいっちゃんに自供した。