売れ残りですが結婚してください
唯が追い打ちをかけるように話を続ける。
「私も結婚が決まって育なんて誰よりも先に結婚して、今回の許嫁のことを翠に押し付けてしまうような形になったのに、翠は文句の一つも言わなかったよね。でも本当にこれが翠の幸せなのかなって思ってたし、翠は自分の幸せをどう考えているのかな?って思ってたの。だから今回のことが自分を見つめるいい機会なんじゃないかな?って思うよ。ただ……もし翠がシュウって人を本気で好きになってしまったらってことがちょっと心配かも」
「本気で好きに?」
唯は婚約者とのツーショット写真を拾い上げる。
「恋をするってそういうことでしょ?でもシュウって人のことを本気で好きになっても翠は真面目だからきっと許嫁と結婚すると思うの。でもそれが翠にとっての真の幸せに繋がるのかなって不安はあるの」
正直翠は、シュウとの恋のその先など何も考えていなかった。
恋をした気分を味わえれば許嫁との結婚生活も少しは楽しいのではと安易に考えていたのだ。
やはりどう考えても自分のしようとしていることは突拍子もないことだと感じた。
そんな不安な気持ちを唯は察知していた。
「翠」
「何?」
「昨日今日で決められることじゃないからもっとよく考えてみるといいよ。もちろん私も育も翠の味方だから翠の幸せのためならどんなことも応援するよ。だけど……どんな答えを出したとしてもこれは私たち姉妹の秘密よ」
どんな答えを出したとしても味方になってくれるといった唯の言葉は翠を勇気付けてくれた。
それから翠は悩みに悩み大きな決断をした。
だが、この選択が翠の人生を大きく変えることになるとはこの時誰も想像していなかった。
「私も結婚が決まって育なんて誰よりも先に結婚して、今回の許嫁のことを翠に押し付けてしまうような形になったのに、翠は文句の一つも言わなかったよね。でも本当にこれが翠の幸せなのかなって思ってたし、翠は自分の幸せをどう考えているのかな?って思ってたの。だから今回のことが自分を見つめるいい機会なんじゃないかな?って思うよ。ただ……もし翠がシュウって人を本気で好きになってしまったらってことがちょっと心配かも」
「本気で好きに?」
唯は婚約者とのツーショット写真を拾い上げる。
「恋をするってそういうことでしょ?でもシュウって人のことを本気で好きになっても翠は真面目だからきっと許嫁と結婚すると思うの。でもそれが翠にとっての真の幸せに繋がるのかなって不安はあるの」
正直翠は、シュウとの恋のその先など何も考えていなかった。
恋をした気分を味わえれば許嫁との結婚生活も少しは楽しいのではと安易に考えていたのだ。
やはりどう考えても自分のしようとしていることは突拍子もないことだと感じた。
そんな不安な気持ちを唯は察知していた。
「翠」
「何?」
「昨日今日で決められることじゃないからもっとよく考えてみるといいよ。もちろん私も育も翠の味方だから翠の幸せのためならどんなことも応援するよ。だけど……どんな答えを出したとしてもこれは私たち姉妹の秘密よ」
どんな答えを出したとしても味方になってくれるといった唯の言葉は翠を勇気付けてくれた。
それから翠は悩みに悩み大きな決断をした。
だが、この選択が翠の人生を大きく変えることになるとはこの時誰も想像していなかった。