求愛一夜~次期社長とふたり暮らししています~
頼りにしている客先も多くて、港家電の担当者山田さんとも仲が良かった。
山田さんは多分、人が変わったように気が抜けた高木さんにギャップを感じたんだと思う。
それで担当替えを申し出たが、彼は悔いているのか『高木さん。元気にしてる?』と時折私に尋ねたりする。
「確かに高木さんってちょくちょく私用電話してるよね……」
フロアを後にする高木さんの背中を見つめ、私は何気なく呟いた。すると「ですよね!」と山瀬君が声色を強める。
「俺だって、彼女に電話したいのを我慢してるのに……」
山瀬君は毎日でも会いたいという、可愛らしい恋人がいる。
「中野さんは彼氏いるんでしたっけ?……。あっ、聞くまでもなかったっすね!」
私に彼氏がいないのは部内で周知の事実だ。
山田さんは多分、人が変わったように気が抜けた高木さんにギャップを感じたんだと思う。
それで担当替えを申し出たが、彼は悔いているのか『高木さん。元気にしてる?』と時折私に尋ねたりする。
「確かに高木さんってちょくちょく私用電話してるよね……」
フロアを後にする高木さんの背中を見つめ、私は何気なく呟いた。すると「ですよね!」と山瀬君が声色を強める。
「俺だって、彼女に電話したいのを我慢してるのに……」
山瀬君は毎日でも会いたいという、可愛らしい恋人がいる。
「中野さんは彼氏いるんでしたっけ?……。あっ、聞くまでもなかったっすね!」
私に彼氏がいないのは部内で周知の事実だ。