四ツ葉ノ言葉【微BL】【短編】
「そうなんですか!じゃ、琥汰さんはC組の一員すね!」

と、クラスが歓迎してくれる。

「こーちゃん、俺の代わりにC組の頭にならねぇ?」

「は?むらやんのほうがいいに決まってんだろ?」
「いや、いや、俺人を束ねるの向いてねぇし、こーちゃん委員長してたじゃねぇか!」
委員長って、小学生の頃の話だし。
今は、ご覧の通り不良をやってるし、、、
「鍵邑さんがいいなら俺達は琥汰さんに着いていきます!」
クラス一同が頷き、転校初日に2年C組の頭になってしまった。


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薄暗い部屋に一際目立つ男が煙草の煙を吐きながら横にいる男を見る。
「それは、ホントか?」
「はい、間違いなく奴が風高に来たようです。」
「楽しくなってきたじゃねぇか。なぁ?宍九琥汰」
と、笑い煙草を壁に貼ってある琥汰の写真に押し付ける。
「来いよ。ここまで」
光に照らされ不気味な笑みが露わになり、右目の下のホクロが印象づける。

不穏な空気が漂う…。

          1話転校早々に…(完)
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