マリッジライフ・シミュレイション~鉄壁上司は妻を溺愛で溶かしたい~
ベッドのスプリングがミシッという音を立てたのが耳に届く。
その音に反応した私が顔を上げるより早く、私の肩に手が置かれた。
「っ!」
勢いよく上げた顔のすぐ目の前に、高柳さんの綺麗な横顔があった。
ベッドに膝を着きもう片方の手をヘッドボードに着いた彼は、至近距離から私の首元を見つめている。
「ここだな――」
あと数センチでくっつきそうなほどの距離で喋られ、肌を撫でる吐息に思わず首を竦ませようとした瞬間、ペロリとそこを舐められた。
「ひゃっ」
「消毒する。我慢出来そうに無かったら俺の背中を叩け」
(叩けって?…え、消毒?)
頭に湧いた疑問を私が口にするよりも早く、再び同じ場所に唇が押し当てられた。
「やっ、」
ちぅっと音を立てながら首筋を吸われ、体にゾクゾクとした痺れが走る。
高柳さんは私の首筋をきつく吸ったと思ったら、その舌先でなぞるように舐めた。
「あっ、んっ」
腰から這い上がってくる感覚に溺れそうになりながら、『我慢出来なければ叩け』と言われた背中に、ギュッとしがみついた。
「あいつがつけた痕は消した」
高柳さんが執拗に吸いついていたそこは、矢崎さんにそうされたところなのだと、力の抜けきった体で荒い息をつきながら、そのことに気付く。
「次も触るぞ。やめて欲しければ叩け。お前の嫌がることはしない」
耳元でそう囁かれたのを聞くとすぐに、私の腰に彼の大きな手があてがわれた。
その音に反応した私が顔を上げるより早く、私の肩に手が置かれた。
「っ!」
勢いよく上げた顔のすぐ目の前に、高柳さんの綺麗な横顔があった。
ベッドに膝を着きもう片方の手をヘッドボードに着いた彼は、至近距離から私の首元を見つめている。
「ここだな――」
あと数センチでくっつきそうなほどの距離で喋られ、肌を撫でる吐息に思わず首を竦ませようとした瞬間、ペロリとそこを舐められた。
「ひゃっ」
「消毒する。我慢出来そうに無かったら俺の背中を叩け」
(叩けって?…え、消毒?)
頭に湧いた疑問を私が口にするよりも早く、再び同じ場所に唇が押し当てられた。
「やっ、」
ちぅっと音を立てながら首筋を吸われ、体にゾクゾクとした痺れが走る。
高柳さんは私の首筋をきつく吸ったと思ったら、その舌先でなぞるように舐めた。
「あっ、んっ」
腰から這い上がってくる感覚に溺れそうになりながら、『我慢出来なければ叩け』と言われた背中に、ギュッとしがみついた。
「あいつがつけた痕は消した」
高柳さんが執拗に吸いついていたそこは、矢崎さんにそうされたところなのだと、力の抜けきった体で荒い息をつきながら、そのことに気付く。
「次も触るぞ。やめて欲しければ叩け。お前の嫌がることはしない」
耳元でそう囁かれたのを聞くとすぐに、私の腰に彼の大きな手があてがわれた。