異世界にトリップしたら、黒獣王の専属菓子職人になりました
無我夢中で過した一日が終わるころには、後片付けもなにもかも放り出して眠りたい気分になる。
「メグミさん、ほら。あと少しですよ」
「アルマ。手伝ってくれてありがと。あ、終わったのね」
「片づけもこれで終わりです。さ、ベッドですよ。着物とやらはどうします」
最後の荷物と共にテツシバへ到着すると、へたりこんでしまいそうだった。
「自分で脱ぐからいいわ。アルマも休んで」
「私はもう行きます。王都から出なければなりません。最後に、春祭りに参加できて、本当に嬉しかったです」
え、と起き上がったときには、アルマは手を振ってテツシバを出てゆくところだった。
メグミは、ベッドから飛び起きて、半分閉められた戸口のところまで走る。
「アルマっ。弟さんを待っているからっ。いつか私がそちらへ行くよ。元気でね」
大きな声を出して手を振った。アルマは何度も振り返りながら手を振るが、歩調は緩めない。最後に頭を下げて、視界からいなくなった。
王都からの追放だから、メグミが会いに行くしか再会の方法はない。弟が来るなら、郷里の場所は分かるだろう。
「メグミさん、ほら。あと少しですよ」
「アルマ。手伝ってくれてありがと。あ、終わったのね」
「片づけもこれで終わりです。さ、ベッドですよ。着物とやらはどうします」
最後の荷物と共にテツシバへ到着すると、へたりこんでしまいそうだった。
「自分で脱ぐからいいわ。アルマも休んで」
「私はもう行きます。王都から出なければなりません。最後に、春祭りに参加できて、本当に嬉しかったです」
え、と起き上がったときには、アルマは手を振ってテツシバを出てゆくところだった。
メグミは、ベッドから飛び起きて、半分閉められた戸口のところまで走る。
「アルマっ。弟さんを待っているからっ。いつか私がそちらへ行くよ。元気でね」
大きな声を出して手を振った。アルマは何度も振り返りながら手を振るが、歩調は緩めない。最後に頭を下げて、視界からいなくなった。
王都からの追放だから、メグミが会いに行くしか再会の方法はない。弟が来るなら、郷里の場所は分かるだろう。