先輩、これって恋ですか?
その言葉に何の意味もないとしても、一応女の子のわたしはドキっとしてしまうんだ。
「え、と……」と、わたしが反応に困っていると、先輩が近づいてきて
「い、いひゃい(痛い)……」
いきなりわたしの頬を引っ張って、「春香ちゃんのほっぺた柔らかいねー」と楽しそうに遊びだす。
「しぇん、ぱい(先輩)…」
「え? あ、ごめーん」
パッと手を離した後も、クスクスしながら笑う先輩。
「いきなり、ひどいんですけど…。」
「ごめんね。リスみたいに見えて思わず触っちゃったよ」
頬をさすりながらムスッと先輩を見上げると、「もうしないって」そう言いながら、また頭を撫でられた。
「それより早くついておいで」
「……はい」
結局何事もなかったかのように先輩は、お気に入りスポット2とやらに歩いて行く。
………って、あれ。もしかして、わたしが反応に困ってたから先輩話を逸らしてくれた……?