Seven...KOKI


正直…今日は仕事する気に
ならなかったんだけど…。



そういう訳にもいかない…
仕事は仕事だし…。



でも…瞳に会いたくない。



「…こ…うき?」



気持ちを体が察したのか俺の足は
バイクからスタジオの扉に向かう途中で
止まった。



「…大丈…夫…?」



「あ~…大丈夫…」



俺はほっぺを叩いて重たい足を動かした。



雪はなにごともなかったみたいに
普通にスタジオに入って行く。



ってか…なんで俺のほうが
こんなにびびってんだ?



…俺かっこ悪っ。



なさけなくもなりながら
やっとスタジオの中に入る。



「おはようござ…」



「かわいい~~!!!!」



ん?



スタジオの中に入るとそこに人だかり。



「なんだろう…光輝何か聞いてる?」



「いや…俺は何も…」

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