ラヴシークレットルーム Ⅲ お医者さんとの秘密な溺愛生活
今の私は
自分のやるべきことを丁寧にやる
母親としての役割をちゃんと果たす
臨床心理士としての責務を全うする
今、やるべきことは多分それだよね
きっと
それぐらいしか
思いつかないよ、今は・・・・
そして
ナオフミさんのくれた言葉を信じる
そうすればきっといい方向に向くよね・・・?
『よし、ママもさ~、パパみたいになりたいから、朝ごはん食べよ~っと。』
「ボクがパパみたいになるの!」
『じゃ、一緒に朝ごはん、たべちゃいましょ~う。』
そう言いながら祐希の口の前に差し出したうさぎりんご。
「んぐ、うぐ、、、、、おいひい。」
パパみたいになりたいと元気よく言いながら嬉しそうにそれを頬張った彼を見て
私も頑張れそうな気がした。
だから、私はいつものようにちゃんと職場に足を向けることができた。