ラヴシークレットルーム Ⅲ お医者さんとの秘密な溺愛生活
週に2度、多いときは4度繰り広げられるこのふたりの睨みあい
それは名古屋南桜総合病院 臨床心理室のカウンセリングルーム3番の部屋で繰り広げられている
ここは臨床心理士1年生の私に与えられた部屋
ここで私は昼休みに机に体を突っ伏して仮眠を取っていることが多い
「レイナ、そうだろ?こんなおっさんよりオレのほうがイイだろ?それにオレ、お前の体の奥までちゃんとみてるし。」
そう言いながら私の肩を抱くちょっと馴れ馴れしいこの男
整形外科医師の森村優
優と書くけど、ユウとは読まず、マサルと読むらしい
日焼けした、大きめな瞳のやや彫りの深い顔でニヤリと笑うその男
身長は170cmぐらいだけど、ワックスで逆立っている茶髪のせいか
それともラガーマンのようながっちり体形のせいか、ぱっと見は大きくみえる
体育会系の爽やかバカで、かなり軽い感じの男なんだけど
実は派手に転倒して窓ガラスに突っ込んで怪我をしてしまった私の手を完璧に治してくれた主治医
実はかなり腕はイイらしい
「体の奥って、伶菜の右手指の筋を手術中に見ただけだろ?」
不機嫌な声でそう呟いたもう一人の男。
「いい加減、その手、離せって。」
患者さんの前では決して垣間見せないような不機嫌な口調でそう言いながら私の右手を強く引っ張ったその男は・・・