お前は、俺のもの。
──サイドテーブルに、あのルームランプを置きたいな。
いつか見た、街の小さな雑貨屋さんに置かれていた、四葉のクローバーの柄が描かれた磨りガラスのルームランプ。
一目で気に入ってしまったが、あの時は春奈の誕生日プレゼントにダイヤのピアスを奮発して買ってしまった後で、持ち合わせがなくて諦めてしまった。
今もまだ、あのルームランプは売っているだろうか。
そうだ。ダイニングテーブルのペンダントライトにも、同じような四葉のクローバーの柄があったらいいな。温かみのある電球色で、愛する旦那様の美味しい手料理を囲んで……。香ばしい匂いがする鍋を運んできて「さぁ、食べるぞ」なんて鬼課長が笑ってくれて、「ビーフシチューだぁ」と喜んでいる私…。
ハッと現実に戻り、心の中で「うおおっ?!」と叫んだ。
──何故、鬼課長が出てきた?何故、鬼課長の手料理を食べようとしているんだ?
きっと私、あの人に感化されているんだ。絶対そうだ。
頭をブンブンと振って、分厚いカタログを広げた。