Bloody wolf
赤い紅を塗った唇に包まれると、気持ちとは裏腹に体は反応を見せる。
好きな女じゃねぇと反応しないだとか言ってる男がいるが、そんな訳ねぇ。
気持ちがなくても、欲を吐き出すことは出来んだろ。
その為に男の体は反応するように出来てる。
女の姿を冷静に見つめる俺の心は冷えていく。
艶かしい音が部屋に響く。
手慣れた様子の女は相当遊び慣れてるんだろう。
そう思えば思うほど、心の奥が冷めていく。
同じ髪型をした女を響に見立てたかったのか、自分でも分からない。
女は甘く啼く。
体を赤く高揚させて、どんどんと高みへ登る為に。
俺は義務的に吐き出すだけの行為を続けた。
モヤモヤした気持ちが晴れるように、苛立ちが治まるように。
それなのに、頭の隅にはずっと響がいて、苛立ちもモヤモヤも消えなくて。
女が一際大きく啼いてベッドに崩れ落ちる。
欲を吐き出してスッキリしたはずなのに、モヤモヤは消えてねぇ。
「・・・チッ」
吹き飛ばしたかった苛立ちも、さらに増しただけだ。
くそっ・・・やる前より酷くなってるじゃねぇか。
茶色い髪に顔が隠れたままの俯せた女は、どう見ても響には似てなくて。
「・・・響じゃねぇ」
当たり前の事が口をつく。
「・・・えっ?」
驚いた顔でこっちを見た女を感情の籠っていない瞳で一瞥して、俺はベッドを離れた。
「着替えが済んだら出ていけ」
低い声でそう告げて、部屋の奥に設備されてるシャワー室へと向かった。
好きな女じゃねぇと反応しないだとか言ってる男がいるが、そんな訳ねぇ。
気持ちがなくても、欲を吐き出すことは出来んだろ。
その為に男の体は反応するように出来てる。
女の姿を冷静に見つめる俺の心は冷えていく。
艶かしい音が部屋に響く。
手慣れた様子の女は相当遊び慣れてるんだろう。
そう思えば思うほど、心の奥が冷めていく。
同じ髪型をした女を響に見立てたかったのか、自分でも分からない。
女は甘く啼く。
体を赤く高揚させて、どんどんと高みへ登る為に。
俺は義務的に吐き出すだけの行為を続けた。
モヤモヤした気持ちが晴れるように、苛立ちが治まるように。
それなのに、頭の隅にはずっと響がいて、苛立ちもモヤモヤも消えなくて。
女が一際大きく啼いてベッドに崩れ落ちる。
欲を吐き出してスッキリしたはずなのに、モヤモヤは消えてねぇ。
「・・・チッ」
吹き飛ばしたかった苛立ちも、さらに増しただけだ。
くそっ・・・やる前より酷くなってるじゃねぇか。
茶色い髪に顔が隠れたままの俯せた女は、どう見ても響には似てなくて。
「・・・響じゃねぇ」
当たり前の事が口をつく。
「・・・えっ?」
驚いた顔でこっちを見た女を感情の籠っていない瞳で一瞥して、俺はベッドを離れた。
「着替えが済んだら出ていけ」
低い声でそう告げて、部屋の奥に設備されてるシャワー室へと向かった。