不機嫌な彼と恋のマジックドライビング
「明莉!?」

もしかして香田さん…寝ぼけてた?


私は半身を起こして、香田さんに近づくとぎゅっと目を閉じて思いきって香田さんに顔を近づけて…熱をもつそこにズボン越しに唇をつけた。

「うっ…。 明莉!? やめっ…」

すぐさま私を引き剥がした香田さんはベッドから降りて呆然と私を見下ろしおもいきり吹き出して笑いだした。

「なんだよ明莉。

俺を襲うつもり?女子大で仕入れた知識?
でも…明莉にはまだまだ早いな。

それともそんなに俺のココ興味ある?

触りたいし見たい?」

意地悪く笑いながらベッドに再びのぼってきた香田さんが、私の顔を覗き込み恥ずかしくて顔が熱くてしかだかない。

慌て手をふったが、誘惑していたことを思い出してそっと目を開けて泣きそうな潤んだ目で見上げて…

思いきって…

頷いた…。



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