不機嫌な彼と恋のマジックドライビング
「兄たちにいつも邪魔されて…私今まで一度も誰とも付き合ったことないんです…」

「…」

背後の香田さんが黙りこむ。

引かれたのだろうか…。
めんどくさい女だと思われたのだろうか…。

「香田さん…?」

恐る恐る呼び掛けると

「!!」

突然背後から抱き締められてる!?

何が起きたのかわからなくて、パニックになった私は固まった。
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