【放浪恋愛】アリョーナの旅路~ソッフィオーネを鳴らすまで
第14話
2014年10月4日のことでありました。

マーティーさんの憧れのメアリーさんの結婚式がオークパークの近くにある教会のチャペルで行われました。

チャペルには、挙式にご招待されました新婦新郎さんの共通の友人知人のみなさまとご親族さまたちが集まっていて、挙式が始まる時を待っていました。

メアリーさんとカレの挙式は、予定通りに11時頃から始まりました。

しかし、挙式が始まったとたんにマーティーさんがチャペルに突然現れて、『メアリー!!メアリー!!』と大声で叫んだあと、新郎さんをボコボコに殴りたおしてしまった…

その後、マーティーさんはメアリーさんを奪って教会から逃げ出して行った…

チャペルは大混乱におちいっていた…

一体何があったのだと出席者のみなさまは、ひどく動揺をしていた…

その頃であった…

メアリーさんと同じ日にアタシとマーティーさんの挙式が行われる予定であった…

この時にけど、社長さんがアタシとマーティーさんが挙式に来ていなかったので、パニックにおちいっていた…

そんな時に、マーティーさんがメアリーさんの挙式を止めたあげくに、新郎さんをボコボコに殴ってしまった上に、メアリーさんを奪って教会から逃げたことを聞いたので、社長さんはオタオタおたついていた…

アタシはその時、結婚式をわざとすっぽかして、バイトへ行っていた…

ところ変わりまして、午後のバイト先であるドラッグストアにて…

マーティーさんとは結婚をしたくない…

ううん、アタシは男なんか大きらいだから、結婚なんかしたくないわ…

社長さんがおたついているけど、バカみたいだわ…

チャペルには行かないから…

この日は、別のパートさんがはいる予定になっていたが、お子さまが急病になったので休むことになったので、アタシが入れ替わりで働いていた…

アタシが店でバイト中のことであったけど、社長さんが土足でアタシのもとにやって来た…

社長さんは、アタシに『マーティーさんがメアリーさんの結婚式を止めたあげくに、新郎さんを殴って、メアリーさんを奪って教会から逃げた…逃げる前に、マーティーさんがナイフで新郎さんの家のご親族のみなさまをイカクしていた…』とおたついた声でアタシに言いました。

アタシは社長さんに『そんなこと知らないわよ!!』と突き放す声で言うたあと、社長さんにこう言いました。

「あのね!!アタシは大の男ギライだから、結婚なんかしたくないと言うていたのよ!!アタシが大の男ギライだと言うことを分かっているのに、なんで強引結婚式の段取りをすすめたのかしら!!アタシはそのことでものすごく怒っているのよ!!」

アタシは、社長さんにこう言った後陳列ケースに少なくなっている商品の補充をしながら、社長さんに『帰ってよ!!』と怒鳴りつけていた…

「あんたね!!用がないのならすぐに帰りなさいよ!!アタシはね!!やさぐれ女として生きて行くことにしたから…あんたもふくめて、男なんか大きらいだから…帰ってよ!!」

社長さんは、泣きそうな声でアタシに言うていた…

「アリョーナさん、こっちはすごく困っているのだよ!!メアリーさんの結婚相手の男性は、明日生まれ故郷のタンパ(フロリダ州)にある実家へ帰るのだよ。メアリーさんと一緒に実家の牧場を手伝う予定になっていたのだよ…」
「そんなの知らないわよ!!あいつはね!!アタシのことをつぎはぎだらけのキズ物女と結婚したくないと言うて、メアリーさんを選んだのよ!!アタシはあいつにきらわれたボロい女なのよ!!だから、男なんか大きらいなのよ!!それなのに、あんたはなんでアタシの元へやって来たのかしら!?」

アタシは、ますます怒った口調で社長さんに怒鳴りつけていた…

社長さんは、女々しい声で困る困ると言うたので、アタシはあつかましい声で社長さんに言い返した…

「あのね!!あんたは、アタシが何で怒っているのかと言う意味がゼンゼン分かっていないみたいね!!アタシやあいつの意向も聞かずに、トントン拍子で進めていたからトラブってしまったのでしょ!!ほんとうに頭が悪いわねぇ!!」
「だから、悪かったと言ってるよぉ…」
「あんたは、人をグロウしているみたいね!!あんたに聞くけど!!社内恋愛をしている人たちがいると言うのに、どうしてあいつだけは社内恋愛を認めなかったのよ!?」
「マーティーさんだけは社内恋愛を認めないとは言っていないよぉ…」
「だったら、あいつが社内恋愛ができるようにフォローしてあげなさいよ!!」
「分かっているよぉ…だけど、マーティーさんは大学を卒業してわが社に入社をしてから…」
「やかましいわねバカ経営者!!あんたは『管理職は社内恋愛をしたら、なまけるからダメ!!』と言うているじゃないのよ!!」
「そんなことは言っていないよぉ…」
「あんたね!!アタシがああ言えばあんたはああ言い、こう言えばこう言い…アタシの言うことに小うるさくハンロンしてこないでよ!!」
「していないよぉ。」
「しているじゃないのよ!!」
「アリョーナさん。」
「何なのよ!!あんたは!!アタシにイチャモンつける気なのかしら!!」
「アリョーナさん、こっちは困っているのだよぅ…」
「あんたね!!困っている困っていると言うけれど、一体何に困っているのかしらね!!」
「アリョーナさん、マーティーさんが結婚をしてくれないと、ほんとうに困るのだよ…」
「そんなこと知らないわよ!!アタシがあいつと結婚をしてくれないと困るのは、なぜなのかを答えなさいよ!!」
「理由は…マーティーさんは、今まで会社のためにひたすらガマンして働いていたのだよ…」
「あんたはどこのどこまでバカなのかしらね!!あんたは、従業員さんたちが待遇面で不満をつのらせていることを聞いてなんとも思わないのかしら!!どうして従業員さんのお給料のこととか福利厚生のことなどに真剣に取り組もうとしないのかしら!!」
「真剣に取り組んでいるよぉ…だけどね、今のアメリカ社会は…」
「アメリカ社会のせいにしないでよ!!アメリカ社会をヒナンするようなことばかり言うているあんたが全部悪いのでしょ!!欧州経済がどうのこうのとか、リーマンショックがどうのこうのとか…そんなに言うのであったら、ホワイトハウスへ文句言いに行きなさいよ!!」
「だからアリョーナさん、社内も経費削減などで、苦しい台所事情を抱えているのだよぉ…」
「キーッ!!何なのよ一体!!『苦しい台所事情を抱えているのだよ…』と言っておいて、あんたは会社のおカネを使い込んで平日ゴルフや選挙の候補者に大金をかけたり、州政府の関係者との接待のおカネに使って…従業員さんたちのお給料を次々とカットしているじゃないのよ!!どこのどこまであんたはクソバカ以下なのかしらね!!」
「アリョーナさん、私はそんな悪い人に見えますか?私は一生懸命になって…」
「フン、知らないわよ!!あんたね!!アタシはものすごく怒っているのよ!!従業員さんたちのことを想うのであれば、平日ゴルフや政治家と接待をするカネを従業員さんのお給料に回しなさいよ!!をアタシはものすごく怒っているのよ!!あいつに言っておきなさいよ!!そんなにメアリーさんのことが好きならば、アタシに対して1000万ドルを払ってから一緒になりなさいよと…それともうひとつ…アタシがキャディーのバイトをしていたゴルフクラブの別のキャディーさんにセクハラをしていた話を聞いたから…その分もふくめて近いうちに訴訟を起こすから…帰ってよ!!」

アタシは、社長さんに怒鳴り付けた後奥の部屋に逃げて行きました。

その一方で、あいつに結婚式を止められてしまったメアリーさんと新郎さんは、ひどく傷ついていました。

今回の一件で、メアリーさんは会社をやめることを口にしていたし、新郎さんもあいつに対して怒りをあらわにしていた…

あいつは、教会から5キロ離れた公園でメアリーさんと共に発見されたけど、挙式は中止になりました。

メアリーさんのカレは、あいつに花嫁さんを取られたことを理由に会社をやめて、そのまま行方不明になってしまった…

あいつは、メアリーさんの慶びの日を台無しにしてしたので、今の会社に居づらくなっていた…

アタシは、大の男ギライだから、結婚なんかしたくないと言う気持ちに変わりはないので、気持ちがますますかたくなになっていた…

この時であったけど、アタシはやっぱりアメリカ社会で生きて行くことはどだい無理だと感じていた…

だから、早いうちにおカネをためて、アメリカ合衆国本土から出ることを決意した…

アタシは、アメリカ西海岸へ移住をすると決めていたのに、今回の一件でアメリカ社会で生きて行くことがイヤになった…

そういうことで、一定のメドがたったらアメリカ合衆国を出国することを決めた…
< 14 / 19 >

この作品をシェア

pagetop