あたしを知らないキミへ
「恵美加ー!帰ろ!」
「うん。あ、ごめん。ちょっと職員室寄ってく。課題出し忘れたから」
「おっけ!じゃー下駄箱で待ってるね!」
「わかった」

あたしは急いで、さっき授業で出し忘れた課題を先生に出しに職員室に向かった。


コンコン・・

「失礼しまーす」

職員室のドアを開けた瞬間、あたしはそこに美麗先輩がいるのに気づいた。
音楽の先生と何か話をしていた。

あーー、そういえば美麗先輩って学芸委員の委員長だったっけ?
ってか美麗先輩って色々と様になってる気がする・・。

あたしには、ほど遠い存在だった。


「先生、これさっき出し忘れた課題です」
そして、あたしはノートを先生に渡した。
「はいよー」
そんな簡単な返事で終わった。

てっきり出し忘れたから、何か言われるかと思ったけど。
怒られなかったからよかった。
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