あたしを知らないキミへ
あれは確か、夏だった気がする。
一個上にバスケをやっている一人の先輩がいた。
印象は、すごく爽やかで背がすごく高い。
特に気にもしていなかった。
中学で見かけたのなんて、確か2、3回程度だった。
だけど、その数回の中であたしは、その男の子を見かけると、何とも言えない感情になったのを覚えている。
目がその男の子のほうにばかりいってしまう。
だけど、2、3回程度だったから、当時中学生のあたしは、ただその男の子のことを「かっこいい」としか思っていなかった気がする。
あたしは、中学の頃通学手段は車だった。
確か、一回だけ帰りにその男の子を見かけたことがあったんだ。
車から、男の子の後ろ姿を見た。
たったそれだけでも、あたしはその男の子に目がいったんだ。
特に恋愛感情もなかったから、朋美にすらそのことを話していなかった。
だけど今、全てを思い出したんだ。
あれは全部「高橋 紘樹」アンタだったんだ。
どうして今まで気が付かなかったんだろう。
一個上にバスケをやっている一人の先輩がいた。
印象は、すごく爽やかで背がすごく高い。
特に気にもしていなかった。
中学で見かけたのなんて、確か2、3回程度だった。
だけど、その数回の中であたしは、その男の子を見かけると、何とも言えない感情になったのを覚えている。
目がその男の子のほうにばかりいってしまう。
だけど、2、3回程度だったから、当時中学生のあたしは、ただその男の子のことを「かっこいい」としか思っていなかった気がする。
あたしは、中学の頃通学手段は車だった。
確か、一回だけ帰りにその男の子を見かけたことがあったんだ。
車から、男の子の後ろ姿を見た。
たったそれだけでも、あたしはその男の子に目がいったんだ。
特に恋愛感情もなかったから、朋美にすらそのことを話していなかった。
だけど今、全てを思い出したんだ。
あれは全部「高橋 紘樹」アンタだったんだ。
どうして今まで気が付かなかったんだろう。