あたしを知らないキミへ
朋美と歩く帰り道。
こんなのも、後1年しかできないのって、なんだかすごく寂しい。
3年になれば、学校の行事は全部最後だし、色んな事が限られてくるんだろうな。

皆嫌でも後1年も経てばバラバラになる。
だから今を精一杯過ごさないと。

あたしは、そんなことを朋美と歩く帰り道で思った。

「朋美、またな。今日はありがとう」
「ううん。こちらこそ!またね!」

そしてあたし達は、自分達の帰路に着いた。
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