あたしを知らないキミへ

高校3年間、短かったような長かったような。
高校生になって、沢山のことを経験した。

クラスの皆と協力し合うこと。
友達の友情を改めて知ることができたこと。
本気の恋を知ったこと。
人を愛することがどれほど苦しくて、素晴らしいことなのか知れたこと。
素直になるということ。
人を傷つける痛みを知ったこと。

沢山笑ったし、沢山泣いた。
嬉しかった時もあれば、悲しい時もあった。
だけどそれは、当然のことであって辛いとか苦しいとか、そういう感情は生きていくうえで仕方がないのかもしれない。

これからだって、そういうことはいっぱいあると思う。
だけどあたしはその分、強くなりたい。
口で言うのなんて、そんなのは簡単だ。
実際あたしは、まだまだアンタのことを忘れそうにないんだから。
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