あたしを知らないキミへ
「朋美、バイバイ」
「うん!またね!」
朋美と電車に乗って、最寄り駅が近い朋美が最初に電車を降りた。
あたしと朋美の駅とは、一駅の違いだけ。
今日も相変わらず人が沢山だ。
「ねーねー今日ご飯食べに行こうよー」
気づけば隣のカップルのそんな話声が聞こえてきた。
彼女が彼氏に上目遣いで話している。
そんな彼女を見て彼氏は、顔を真っ赤にしながら笑顔で答える。
はぁ・・。
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