フレテフレテ enter into






時計の針が19時30分を指す頃、玄関の鍵が開く音が聞こえた。























「ただいま。沙絵」




私は玄関に急いで向かう。

そして愛しい愛しい夫にハグを求める。

彼はそれに答えるように腕を広げた。


暖かいぬくもり、落ち着く匂いが身体全体に染み込んでくる。








「おかえりなさい。斗真」







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