極上旦那様ととろ甘契約結婚
そして今は、私も彼も二人が想いあっている事を知った上での言葉。

「はい」

小さく答えた私の口角は上がりきって、にまにまと気味が悪いくらい笑っているだろう。でも大丈夫だ。だって、

「良かった」

安堵の声を漏らす修吾さんもうっとりするほどに笑顔だから。

私達は微笑みあってゆっくりと口付けを交わす。誰にも邪魔出来ない、二人だけの世界。




それから数秒後。あゆみさんが「お夕飯の用意が出来たわよ」の言葉と同時に障子を開いて、三人でわたわたと慌てるのはまた、別の話。



fin.








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