極上旦那様ととろ甘契約結婚
踏み出しますか?
それから丸二日、修吾さんからの連絡はないままで、つまり外泊は二泊。
メッセージでも『数日帰れない』と買いてあったのだし、仕方ないと思う。

思い切り泣い後倒れるように眠って、目覚めたのはお昼を過ぎていた。

十分に睡眠を取ったからなのか、自分の弱さを認めて素直になれたのが良かったのか、泣き腫らして浮腫んだ顔とは裏腹に、私はびっくりするくらいスッキリとした気分だった。

「憑物が落ちたってこんな感じ?」

自分に格好つけたり、変にお利口ぶって理由つけたりする事をやめてみたら、視界が一気にクリアになった感覚だ。
どうしたいのか、どうなりたいのかだけを考えたら、やるべき事も見えてきた。

先ずは私の今の気持ちや状況を修吾さんに伝える。それで迷惑だと受け入れてもらえなかったらさっさと部屋を出て行こう。でも結婚してすぐに別れるのは修吾さんへのデメリットが大きすぎるからから、席を抜くのは一年くらい先にしようと提案しよう。
優しい修吾さんのことだからそんな提案には頷いてくれないかもだけど、ここでの生活で私が得たものを考えたら安いくらいの対価だと説得しよう。

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