ずっと一緒にいてね？

…そんなのまなだって一緒でしょ。


っていうか、はるなのことを大切に想うのは当たり前。


私にとってはるなは、まなと同じくらい大切でかけがえのない存在。


…でも、まなに言われて気付いたかもしれない。


はるなのことを大切に想う余り、目先のことに囚われて、判断を誤ってしまうところだったかもしれないこと。


「…真面目だからっていいとは限らないよ。私ははるなを大切に想う余り、慎重になりすぎてたんだと思う。まなの言ったことは、私も分かっていた…」


少し思いつめた表情になってしまった私に、まなはいつもと変わらぬ口調で話す。


「…ちぢがそんな顔する必要ないよ。誰だって完璧じゃないんだから、間違うことだってあるよ。それに、恋愛に関しては正解何てないんだから。」