ずっと一緒にいてね?

「でも…」


渋るこはるちゃんにももかちゃんがにっこり笑って言う。


「いいのいいの。パーティーの準備いっぱい手伝ってくれたでしょ?」


「は、はい…。じゃあお願いします…」

「はーい。任されました!」


こはるちゃんとももかちゃんのやり取りに思わず笑いが溢れた。


「はるな、どうした?」


ちょっと不思議そうな顔をしている雅。


「ううん、何でもないよ。」


無償になんかこういうのっていいなって思った。


ほんとに今日は楽しかったな…


みんなからもらったプレゼントはどれも宝物だけど、それ以上にみんなと一緒に過ごした時間は、私にとっては忘れられない思い出になると思う。


「じゃあ今日ははるなのために集まってくれてありがとう。祐介、雅、こはるちゃん。こはるちゃんは夜も遅いし、送っていくよ。祐介と雅は…大丈夫だよね?」


え…私、雅とゆうにぃのこと送りたいな。
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