幸せの扉を探して

新**


その日、新は仕事中に
父親に呼ばれて事務所に行くと
父親がスーツを着ている男性と
話していた。

その男性は、三菱銀行の人だと
親父に紹介された。
うちは、数年前取引先から
不渡りを渡されて
その時、三菱銀行から融資を受けて
いたらしい。

三菱銀行・・あの女の
と、考えていると

その男性が
・・あそこの孤児院の場所が
よいから土地を動かしてはと
話もありまして専属の司法書士の
先生に調べてもらっているところです。

と、まだ話が続いていたが
俺は、その男性に挨拶をして
父親に仕事に戻ると言って
事務所を出た。

俺は、颯天さんに
今の話を簡単にして
調べてもらうことにした。
三菱銀行の司法書士は、
永莉のとこだ。
孤児院は、桜ちゃんがいたとこのはず
それに、うちの会社
引っ掛かる
颯天さんも同じことを考えている
ようだった。

また、連絡するから
と、颯天さんは言って
電話を切った。

まさか・・・架瑠・・・

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