こんなにも愛しているのに〜それから
「僕はもうこんなに人を
好きになることはないと思う。
けど
ヨシは、、、
ヨシは、本当に好きになった人がいたら
僕のことは忘れても構わない。」

「私たちにも、これからのことは
わからない。
則文にもいろいろな出会いがあると思う。
私は、散々人に酷いことをしてきた人間だから
人を好きになるとかそういう以前に
自分の生き様を見直さなくっちゃ。」

則文は本当に優しい人だから
彼に見合ったいい人に出会って欲しい。
今度こそ
こんな私ではなく
則文を愛して大事に思ってくれる人と
一緒になって欲しい。
それは
とても辛くて苦しいことだけど
私には則文を繋ぎ止める術はない。

「則文と別れることは
こんな私が言っても信じられないかも
しれないけど、とても辛い。

どんなに苦しみながらも
私のことを見捨てずにきてくれたか、と
思うと、
則文以上の人には私は出会わないと思う。
でも
このまま
一緒にいても
私たちは後ろを振り返ってばかりで
前には進めないと思うの。」

「。。。。。」

「則文、私たち別れよう。
決して
あなたが言うように私を自由にするためではなく
私があなたを自由にするために、別れよう。

則文を自由にしてあげたいから。
私を思ってくれている則文を
私の呪縛から解いてあげたい。。。

「ヨシ、、、
ごめん。
ありがとう。」
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