離婚前提。クールな社長と契約妻のとろ甘新婚生活


「ふたりが結婚したのは?」
「一年前です」


新婚真っ只中である。


「それなら余計に姉弟の意識はない。年齢も関係ないし、ちょうど年上に憧れる時期だ」
「……そうなん、ですか?」
「ああ」


千景があっさりとうなずく。
それなら……。


「流川さんも、真奈加さんや高坂さんに憧れた時期があるんですか?」


百々花の質問に千景は吹き出した。


「ないない。真奈加さんとは俺が小学生のときに会って以来だし、美咲はそれこそ子供のころから一緒で、憧れの対象とは程遠いよ」
「そうですか? 高坂さん、とても素敵だから憧れたんじゃないかと思って」
「百々花は本当の美咲を知らないな」


本当とはなんだろうか。美人なうえサバサバした姉御肌。女の百々花ですら憧れを抱く女性だ。
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