探偵I(タンテイアイ)【第1巻】
電話を切ってしまいそうな雰囲気の健児に慌てた様子で探偵Iが話を続ける。
「あっ、ああー……、ちょっと、待ってください!もし、の話なんですけれども──」
「……はい」
「もし、田中 健児様のご友人が謝罪をしてきたら、受け入れますか……?」
「本当に、……謝ってきたら。たぶん、許すと思う」
「そうですか。まぁ、ここからは少し余談になりますが。
ひどい言葉を長い間ずっとあなたに言って、あなたを苦しめていたということは。
もはや、その友達は──。“シンユウ”や“トモダチ”と、呼んでいいのでしょうか。
本当の友達の意味を良く深く考えてください──。
お友達は一人だけじゃないですよ」