探偵I(タンテイアイ)【第1巻】
……探偵事務所I……
事務所に戻った探偵I、温かいコーヒーをすすりながら調査中に得た情報を報告書に丁寧に記入している。
電話のベルが鳴る。
「はい、探偵事務所Iです」
「あっ、……田中 健児です。今日は、探偵Iさん、学校に本当に来てくれていたんですか?」
「はい、学校にいましたよ。田中 健児様のおそばでずっとお仕事をさせてもらっていました。
あー、姿を消していたので私の姿は田中 健児様には見えなかったかも、しれませんね」
健児がしょんぼりとした声で話始める。
「……なにも、変わらなかった」
「そうですね、今日は証拠を集めるだけになってしまったかもしれないです。もう少し、お待ち下さい」
「わかりました」