白い便箋を太陽に翳してみれば・・


夢を見た。
周りは何もなくて真っ暗。
ここはどこなんだろう・・。
すると、遠くで誰かの声がする。

誰・・?
あたしは、声のする方に歩き出した。
「ごめん・・ごめん・・ごめん・・」

声のする方を辿ってみると、そこには流星がいた。
「流星・・?」
流星は、うずくまって泣いていた。
ただ一言、「ごめん」を繰り返しながら・・。

どうして泣いているの?
なんで謝っているの?
「流星・・?」
あたしは、もう一度流星の名前を呼んだ。

だけど、全く気付いてもらえなくて・・。
だからあたしは、流星の元へ行こうと歩き出した。
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