白い便箋を太陽に翳してみれば・・
あれから陸と楽しそうに話していると、
「花恵、ちょっと寄って行きたい場所があんだけど、一緒に来てくんねぇ?」
「あ、うん。いいよ!」
あたしは頷きながら素直に着いて行った。

そして、少し歩いて着いた場所・・。
そこは学校のすぐ近くにある図書館だった。
びっくりしながらも、あたしは陸に「ここ?」と、確かめると「あぁ」確かに陸は頷いた。

まさか、図書館だったなんて・・。
想像もしてなかった。
陸にしては珍しいかも・・。

あたしもめったに来ない図書館。
だから、不思議と体がソワソワする。

それからあたしは、陸と一緒に図書館に入った。
すぐ近くにあった机に二人で座る。
「なんかめずらしいね。陸が図書館に行くだなんて・・」
さっきまで思っていたことを言ってみた。
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