もう、遅いけど。
家を出ると、冷たい風が頬を撫でた。

空を見上げると、あの日と同じように、夕陽が広がっている。

「…もう、5時か…」

私はなんとなく、まだ帰りたくなくて、帰り道にある、3丁目公園に立ち寄った。
子供たちは帰る時間なので、この小さな公園に人はいない。

私はその隅にあるベンチに腰掛け、日記を開いてみた。
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