何度だってさよならをするのは、だってキミが好きだから。

 だからもう、捨てるしか出来ないんだと。

 それが一番合理的で楽だったから、私は全部を諦めた。

 諦め。

 求めず。

 毎日を消化するためだけに過ごした。

 諦めてしまえば、求めることをしなければ、そういうものなのだと割り切ってしまえば、些細なことで心揺さぶられることもなくなった。

 楽だった。

 そうすることで抉られるような痛みも叫びたくなるような不安も偽物になってくれた。

だからこそ私はこの世界を生きている。

 なんの為に?

 なんの為でもいい。

この人生を全うできるなら何でもいい。

きっと生きていくことに、人生に、理由なんて特にないのだから。

 だけどキミは私に理由を教えに来たんだ。
< 2 / 2 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

君を消したワタシ。君に消されたボク。

総文字数/27,730

恋愛(純愛)135ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
市瀬 コウ。 高校二年生。女。 飯田 モトハル。 高校二年生。男。 鈴原 エイ。 高校一年生。男。 思春期の高校生三人を軸に"人を好きな気持ちとは"についてストリート展開していきます。 きっと誰しもが悩んだことがある悩みの、なにかヒントになれますよう執筆して参ります。 ※なお、タイトルはホラーチックですがおばけ幽霊の類は登場致しません。 2019.1.26 武井ゆひ
カクテル紅茶館の事件簿録

総文字数/77,342

ミステリー・サスペンス333ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
都心のとある下町にひっそり佇むとある喫茶店。 そこの店主は少し変わり者。 そこに来るお客さんも変わり者。 偶然見つけたそのお店で、私が出会うことになる出来事の数々とは.......。 宜しければ御一読いただけますと嬉しいです。 2019.1.25~完
あなたが居なくなった日。

総文字数/95,912

恋愛(純愛)425ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
音楽科が併設されてるとある高校に通う少女と少年。 その年に二人が出会ったのは運命か奇跡か。 行き着く先には何があるのか。 苦悩と葛藤を繰り返しながらそれでも夢へと歩んでいく二人を描いて行きます。 素敵な音色とともにこの作品が皆様の心を柔らかく解くことができるよう、丁寧に執筆して参ります。 どうぞよろしくお願い致します。 2018.10.25 武井ゆひ

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop