おっさんキューピット
「お待たせ。大事な話って…なに…?」

彼女がやってきた。最近の彼が裏に何か隠しているのは気づいているのだろう。
不安な顔をしていた。
彼は彼女がやってくるのを認めると覚悟を決めた。

「俺はさ、今まで自分には幸せは似合わない。なってはダメだって思ってたんだ。母にも迷惑かけたし、結局発明したものも人を救うことはできなかった。だから、別の自分だけでもって思って色々してきたんだ。でもさ、そいつが感謝してくれて、俺は幸せになるべきなんだって。俺はただ、幸せになるのが怖かっただけなんだな。いつか失ってしまうのが怖いだけだったんだな。でも、もう俺は逃げないよ。大切な理解者が3人もいてくれたんだから……」
「結婚しよう……。絶対幸せにするし、俺も幸せになるからさ…」

彼は驚いて固まっている彼女の手を握った。

「ずっと昔からその言葉を待っていた気がする……。はい、よろしくお願いします」

もう彼の元には未来からの訪問者が来ることはないだろう、彼は自分で幸せになる道を見つけられたのだから。
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現在引きこもり中の一元討児(ひともと とうじ) 狭い部屋で親が運んでくるご飯を食べ、それ以外はネットサーフィンしかしない自堕落な毎日を過ごしていたが、インターネット掲示板のあるスレッドをきっかけに彼は自分の過去を語っていく。 その中心となるのは彼の幼馴染との淡く切ない恋模様。 彼はなぜ引きこもりを始めたのか?その謎は自分語りの中に…… 初めて書いた小説です。ネタを思いついてから1日で書き上げましたが、伏線とかも割としっかりしていて面白いと思います。 最初の方が伏線満載なので終わった後に見返してみると面白いと思います。 そこまで長くない作品なので気軽に読んでみてください

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