溺愛ホリック
《豹》



柚子との同棲生活が始まり。



それからしばらして大学生活もスタート。



今日も朝から柚子の寝顔を見て目覚める。



「柚子、朝」

「ん·····はっ!!何時!?」

「7時」

「目覚まし時計かけ忘れて寝たんだった·····。豹くん起こしてくれてありがとう」

「じゃあお礼のちゅーして」

「欲しがりさんだなぁ〜」



いいだろ。



これが今日頑張れる活力なんだから。



軽いキスでもいい。



毎日こうしたスキンシップがないとな。



大学へは一緒に行くけど、実は学部は全く違って棟も別々。



同じ大学の意味ほとんどなし。



ランチもお互いの友人と食べるから、ほんとに会わない日は全く会わない。



俺の思い描いていた大学ライフとは違っていた·····。

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