溺愛ホリック
涙目の柚子を見て、守らなきゃいけないと誓ったのにと自分を責める·····。



「ごめんな·····。心配させて悪かった」

「事故ったのかなって。どうしたんだろうって。ただただ心配でっ·····」

「うん·····柚子、大丈夫」

「うわーん!!」



なだめることしかできない無力さがまた胸を締め付ける·····。



こんなに泣かせたの初めて·····。



今回はほんっとに俺が悪かった!!



大反省!!



それから心改め、集まりの前にはメッセージを入れて。



先輩らが話してる時も、隙を見て柚子に近況報告。



夜は絶対帰る。



俺、この先絶対忘れずに守る!



「柚子〜帰った〜」

「おかえりなさいっ!」

「きゃわいいね〜柚子タン」

「へっ·····?豹くん?」

「さっきからフワフワしてんだけど、俺また飲まされたかな〜?」

「確実に·····」

「柚子、ちゅーしよちゅー」

「お、落ち着いて?豹くん」



後は酒を体内に入れないことだな·····。



記憶が飛んでて一瞬浦島太郎になる·····。

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