溺愛ホリック
ポコッ、て。
頭に軽いゲンコツが降ってきたけど、真っ赤な顔した先輩が可愛くて、全然痛くなんてなくて。
ちょっと怒ってるそんな顔も愛しい。
たぶん、私、笑ってる。
「バカにしてるな〜?」
「してないですよっ」
「僕の反応見て楽しんでる·····」
「それは、先輩が可愛くてっ·····」
「あ、先輩って言った」
「はっ!!」
「お仕置きだね〜」
なんて言われた次の瞬間には、唇にフニっとした感触と、変わる息遣いに混乱。
私の初めてのキスは、一瞬で終わり。
それでも、好きな人とのキスは、もっとしたいなんて、思ってしまった。
言えっこないんだけど·····。
「約束破るごとに罰ゲームだからね」
「はい·····」
「うん、いい子」
先輩の·····ううん、千賀くんの手のひらの上で転がされてもいい。
私はもう、千賀くんに、心奪われたから。
頭に軽いゲンコツが降ってきたけど、真っ赤な顔した先輩が可愛くて、全然痛くなんてなくて。
ちょっと怒ってるそんな顔も愛しい。
たぶん、私、笑ってる。
「バカにしてるな〜?」
「してないですよっ」
「僕の反応見て楽しんでる·····」
「それは、先輩が可愛くてっ·····」
「あ、先輩って言った」
「はっ!!」
「お仕置きだね〜」
なんて言われた次の瞬間には、唇にフニっとした感触と、変わる息遣いに混乱。
私の初めてのキスは、一瞬で終わり。
それでも、好きな人とのキスは、もっとしたいなんて、思ってしまった。
言えっこないんだけど·····。
「約束破るごとに罰ゲームだからね」
「はい·····」
「うん、いい子」
先輩の·····ううん、千賀くんの手のひらの上で転がされてもいい。
私はもう、千賀くんに、心奪われたから。