ミッション!奪われた秘宝を取り戻せ!
「……剣を下ろしてください。さもないと……」

透が低い声で言うと、敵はゆっくりと剣を下ろす。そして勝ち目がないとわかったのか、リーダーと思しき男性が命令し去っていく。

助かった、と星彦たちがホッとしていると、「お前らどうしてこんなところにいる!!」と赤い髪の剣士が怒鳴った。その目は怒りと心配で満ちている。

「最近、この世界ではヘンリーのせいで治安が悪いんだ!!こんなところに来るなんてただの馬鹿だぞ!!」

突然そんなことを言われ、星彦たちは何も言い返せない。自分たちは突然この場所に来たのだ。そんなことを知っているわけがない。

「そんな言い方しちゃダメだろ」

「そうよ!この子たちにも事情があるはずなんだから……」

もう一人の男性と女性が、未だに怒っている剣士をなだめる。空音が恐る恐る口を開いた。

「あの……私たち、突然この場所に来たんです。ここがどういう場所かわからなくて……」

「何も知らないの!?」
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