婚約解消してきちゃいました?ヘタレ令嬢様のチートキャンプ!

しかし、恐怖に包まれた私をさて置いて、竜王様はどんどん話を進めてしまう。



「じゃあ、先を急ごう。取り敢えずこの【魔の森】を出ないとな」

「え!ち、ちょと待って下さい!」

「何?」



何だか知らないが、竜王様の独断で、竜王様が私達と一緒に摩睺羅伽王領へ向かうことになってしまっている。

でも、この人は八部衆竜族の王であり、そんな簡単にぶらり旅を出来る人ではない。

いろいろお忙しい御方なのだ。



「竜王様、御公務は?お忙しいんじゃ…!」

「そんなの羅沙が心配することじゃないから」



竜王様を案じて口にした言葉でしたが、呆気なく避わされました…!

そんなことでいいのだろうか?内心ハラハラしてくる。

あわあわと狼狽えていると、そんな私の様子を見ていたのか、竜王様はまたプッと吹き出して笑っている。

「何がおかしいのですか!」

「あはは。ごめんごめん」

そう言いながら、私の頭を笑いながら撫でていた。



「俺が、羅沙と一緒にいたいんだよ」

「は…」



そう言って見せる、笑顔…。

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