恋するオオカミ〜不器用だけと一途なんだよ!
そしたら…碧斗は「ははっ…」と笑って言ったのだ。

「世界がひっくりかえってもそれはないな。あんな地味でさえないやつ。タイプじゃないし、俺にとっては召使でしかないから。これからもずっと俺のためにつくしてりゃいいんだよ。あんな地味子にはそれがお似合いだろ?」

「ちょっとぉ~。それ言いすぎ。」

彼女もケラケラと笑った。



私はと言えば…

ショックだった…。
わかってたことだけど…

碧斗がわたしを下僕としか思ってないことはわかっていた。
けど、実際碧斗が他人にわたしのことをこんなふうに言っているのを聞くとこたえる。

あらためて第三者として、碧斗の口からわたしをこんなふうに語るのを聞いたのがショックだったのだと思う。


よく考えてみたら、むかしはもっと対等な立場だったような気がする。

思えば小6のトイレ事件以来…わたしたちの立場は完全に主従関係になってしまった。

学校カーストの上部にいる碧斗と、底辺にいるわたし。
そりゃぁ…そうなってしまうのも仕方ないけど…
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