恋するオオカミ〜不器用だけと一途なんだよ!
そして、はじめてのお母さんとの対面は…

思っていたより…ふつうだった。

京太郎のお父さん、もとい、お母さんの旦那さんは、わたしをみて、お母さんそっくりだと言って快く握手してくれた。

わたしとしては、こんなに綺麗じゃないって思うくらい綺麗な人で…若々しくて…

「ごめんね」
と言って…なくもんだから…どうしたらいいかわかんなくって…ちょっと戸惑ったりもした。

びっくりしたのは、弟がいたってこと。
可愛すぎて戸惑うくらいの…10歳の弟。陽太郎(ようたろう)
そっか…わたしと京太郎の弟なんだ。

そして家ではケーキ屋さんを営んでいるようで、そのケーキの美味しさに戸惑った。

「おいし…」

今まで食べた中で…こんなに感動した味はない。

「あの!このケーキ…どうやったら作れるんですか?」

思わず聞いてしまった。

京太郎のお父さん、瀬田洋介(せたようすけ)さんは有名ホテルでパティシエをしていた人らしく、
「この味を簡単には教えるわけにはいかないよ。」
と京太郎がニヤリと笑った。
< 187 / 255 >

この作品をシェア

pagetop